京関短歌ログ
ここには、京関短歌フォーラム「微睡」(現在は終了しています)にお邪魔した際に、
楽蘭の詠んだ大変奔放な短歌を格納しています。

そよそよと流れよ雪しろ指し示す 僕からとけゆく君の思い出

暁を覚えず君から伽草子 語尾や小さし春の夜の夢

独りで何をみるにもまるで二人きり 紀行文から君に寄せ

永遠を祈って君の背頼みに見れば 蜘蛛がつと降り散りゆく桜

花守は花付けぬよう世話をする 咲かば盗人もこそ手折らめ

風車君向かい風受け流せ 祈りつ渡す 我軸にならむ

2008.08.30格納